Oyu Tolgoi社の経営陣、2025 年第 1 四半期の主要業績指標とプロジェクト見通しについて発表した。概要は下記のとおり。
  • Oyu Tolgoi社は2025年までに総生産能力を50%増強することを目指している。第1四半期には6万5200トンの銅精鉱が生産され、前年同期比42%増となった。年末までに314~350千トンの銅精鉱を生産する予定であり、坑内堀り鉱山の拡大により、今後も安定的に生産量が増加する可能性がある。2028年に生産がピークに達し、年間50万トンの銅精鉱を生産すると予想されている。
  • 第1四半期に5億1000万ドル(1兆8000億MNT)の費用を計上したが、その75%は国内サプライヤーから購入した商品とサービスに充てられた。 4,150億MNTが税金とAロイヤルティとして国家予算に支払われた。さらに、同社の現金残高は第1四半期で初めてプラスに転じた。つまり、初めて収入が支出を上回ったのだ。同社幹部は、今後鉱山生産が増加するにつれ現金収入も増加すると強調した。
  • 今年は生産量が大幅に増加したが、銅価格は世界市場で依然として不安定な状態が続いている。昨年同時期は銅価格が9,300ドルで安定していたが、2025年初頭には関税戦争の影響で銅価格が不安定となり1トンあたり8,700ドルまで下落し、全体の収益に影響を及ぼす可能性がある。しかし、金価格の上昇がこの下落を相殺するのに役立つだろう。2025年第1四半期には65,800オンスの金が生産された。
情報源:itoim.mn