鉄道の国境接続を開始させるために、中国側は“3つを総合的に”契約をおこなう要求をし、モンゴル側はこれを受け入れた。詳しく述べると、鉄道の国境接続、石炭販売の長期契約を締結し、鉱山の稼働力を増加させる3つの契約に署名した。この枠組みでTavan Tolgoi鉱床からOnch Kharaat部, Bortolgoi部の2つの鉱床を中国企業が16年間採掘する他、16年間石炭供給契約をおこなった。これにより石炭を59ドル/トンで計算し販売すると契約に盛り込んだ。これはモンゴルから購入している中国の国有企業の長期契約の価格でおこなったと、関係者が発表した。現在、最長期間の契約をしている会社の価格は59ドル/トンであるため、長期間の石炭供給契約をこの価格でおこなう。しかし、石炭価格相場によってこの価格が下がる、上がる可能性がある。
Erdenes Tavan TolgoiのKh.Munlhjargal社長代理は「16年間2億2200トンの石炭を供給し販売する契約だ。2025~2030年まで2700万、2030年以降2億トンの石炭を供給する。59ドル/トンは輸送代が入っていない価格だ。これに輸送代が加われば、今の取引所価格へ近づく。我が社の理事会会議で、今年鉄道の国境接続建設に2千億MNTの融資をすると承認した」と述べた。
しかし、鉱山の稼働力を増加させる契約の枠組みでErdenes Tavan Tolgoi社が総合探査の入札を今年発表し、FSを鉱物資源委員会が承認する。こうして鉱山の稼働力を増加させる作業を2030年から開始させるとした。協議に従い、中国のChina Erergy社の子会社に16年間採掘をさせる。
また、モンゴルが多くの鉄道を持つことになるため、新規に鉄道エージェンシーを設立している。これについてB.Delgersaikhan道路運輸大臣は「鉄道エージェンシーを新規に設立している。そうしなければ鉄道エージェンシーをUlaanbaatar鉄道公社の管轄下となり、同公社が優位に立つことになる。そのため、モンゴルの鉄道エージェンシーを設立する」と述べた。
情報源:itoim.mn