モンゴル中銀の2024年度財務報告が、国会経済常任委員会で審議された。
モンゴル中銀のB.Lkhagvasuren総裁は、「近年実施してきた金融引き締め政策が実を結び、インフレ率は2024年を通して中央銀行の目標範囲内に維持され、経済と金融セクターの安定を支えている」と述べた。
 モンゴルの外貨準備高は2024年に過去最高の55億ドルに達した。モンゴル中銀と中国人民銀行の間で締結された「外貨スワップ協定」の残高は半減し、対外債務負担が軽減された。さらに、モンゴルの信用格付けはB+に引き上げられ、銀行セクターの資産は2024年末までに25.1%(14.3兆MNT)増加し、71.4兆MNTに達する見込みだ。不良債権比率は2015年以来の最低水準となる4.4%に達した。
国際基準と要件を満たしたApple Payサービスの導入が成功したことで、モンゴルの電子決済エコシステムを新たなレベルに引き上げる基盤も築かれた。
モンゴル中銀総裁は、モンゴルで初めてFICO信用スコアリングシステムを導入したことを強調し、モンゴル中銀は経済と金融の安定、​​金融仲介の正常な運営、効率性の向上という文脈において、今後も一貫して政策と活動を指導していくと述べた。
モンゴル中銀は、銀行セクターの安定、銀行のガバナンスの向上、リスク許容度の向上のため、銀行監督政策と規制環境を継続的に改善している。その結果、銀行セクターの資産は2024年末までに25.1%(14兆3000億MNT)増加し、71兆4000億MNTに達する見込みだ。不良債権額も総融資額の4.4%に達し、2015年以来の最低水準となった。
 
情報源:Eagle.mn