ロンドンの貴金属取引所で銅価格が1.3%上昇し、1トン10,000ドルに達した。中国の産業分野が6月に回復したことに関連して、銅価格が3か月ぶりに高値になった。先月、中国のCaixinが産業分野の購入者マネージャーらのインデックスが前月よりも2.1%回復し、50.4%に達したと同国の統計局が報告した。
 これにより報告期間に銅消費でトップである同国で需要が高まり、価格上昇に主な影響を与えたと専門家らは強調した。午前8時の時点で銅価格は1トン9.934ドルで取引されている。このほか、アメリカが税金対策を完全に実行開始する期間を延期した場合に、銅備蓄から引き出す期間が長くなり、貴金属価格の上昇に影響する可能性があると専門家らが述べている。これと共にトランプ大統領の税金計画がアメリカの予算赤字を増やすことにより、金のレートがこの日の取引開始し1.7%上昇し、この2週間の赤字を補填した。反対にアメリカの株式のレートが弱まり、米ドルのレートが金3年間の最低水準に近づいた。しかし、アメリカの就労データ情報が予想したよりも比較的良い指標が出たことで米ドルのレートが再び回復し、金価格の上昇に悪影響する見込みである。午前8時の時点で金価格は1オンス3,338 ドルで取引されている。年始より金のレートが25%上昇していて、4月に達したピークよりも160 ドル下回る水準である。

情報源:Bloomberg