保健医療・教育分野への重点投資
- 保健医療分野への投資を5.5倍に拡大。
- 第2国立がんセンターおよび国立心臓疾患センターの新設に着手。
- 外傷・整形外科センターの拡張を実施。
- 17県の救急・集中治療部門を全面刷新。
- 教育分野への投資は2倍に増額。
- 首都で学校117校、幼稚園73園、学生寮32棟を新設。
- 教育分野の経常予算を1,000億MNT増額。
- 外国からの融資や支援も、保健・教育分野に重点的に活用。
- 平均年金額を90万1,000MNTに引き上げる計画。
- 電力分野では海外依存度を低減するため、3兆9,000億MNTの国内資金を投じて新たな電源開発を推進。
- Tavan Tolgoi鉱床群の未開発資源を経済に活用。
- これにより国富基金の資金を拡充し、持続可能な財政基盤を構築。
- 住宅銀行を新設し、低金利・長期返済型の住宅ローン制度を導入。
- 政府、民間企業、国際機関が連携し、国民の住宅取得を支援する新たな融資システムを構築。
- 地方道路整備事業を継続。
- 1兆2,000億MNTを投資し、
- 新設道路3,122km
- 橋梁3,159mを建設・修繕
- 1兆2,000億MNTを投資し、
- アジア開発銀行(ADB)の支援により、以下3か所の国境検問所を拡大:
- Tsagaanuur
- Bulgan
- Khavirga
- 予算支出のGDP比を**35.1% → 32.2%**へ削減。
- 経常経費のGDP比を**26.6% → 24%**へ縮小。
- 国有企業数を109社 → 87社に統合・削減。
- 公務員数を23万人 → 21万8,000人に削減。
- 国有企業の調達を完全デジタル化し、AIを活用した調達システムを導入。
- 2,670億MNTを投資し、観光関連企業150社以上のインフラ整備とサービス品質向上を図る。
- 経済成長率:5.7%
- インフレ率:7%以内
- 輸出総額:167億ドル
- 歳入見込み:31兆6,000億MNT
- 歳出見込み:32兆9,800億MNT
- 財政赤字(均衡ベース):1兆3,800億MNT
2026年度予算は、保健医療・教育分野を中心とした「人間開発」への大規模投資を軸に据え、同時に財政健全化と産業多角化を目指すものとなっている。
ザンダンシャタル首相は、「経済成長の果実を国民一人ひとりに行き渡らせる予算とする」と強調した。
情報源:Montsame通信