Mongolian Mining Corporation(MMC)が出資する Erdene Resources Development社 の Bayankhundiiプロジェクト が採掘を開始し、初めて産出した金がモンゴル中央銀行に販売された。
 Bloombergの信用アナリストによると、同プロジェクトは総埋蔵量51万3,700オンスを有しており、採掘開始によりMMCのキャッシュフローが大幅に改善される見込みだ。
 Erdene Resources Developmentは年間8万5,000オンスの金を生産する計画で、現在の金価格 1オンス=3,600ドルで換算すると、年間3億ドル超の売上が見込まれる。
MMCは、この金販売による収益を活用し、5,000万ドルの銀行融資返済や流動性の改善を進める方針。また、同社は2030年償還予定の3億5,000万ドル社債を発行している。
今回の初回販売を受けて、MMCの株価は2.1%上昇し11.64香港ドルとなった。年初来で4月の安値から161%超の上昇となっている。MMCは従来の石炭事業への依存度を下げ、金や銅などの非石炭資源への投資を強化しており、事業の多角化を積極的に進めている。
 
情報源:Bloomberg