道路・運輸大臣B.Delgersaikhanら政府関係者は、ゴビ地域で進む建設事業の進捗を視察し、複数の課題を現地で解決した。政府の14大メガプロジェクトの最優先事業であるGashuunsukhait–Gantsmod国境横断鉄道は2025年6月に着工した。1955年に建設されたZamiin-Uud–Ereen鉄道以来、70年ぶりとなる中国との2本目の国境接続鉄道となる。

鉄道は全長32.6キロで、1520ミリ広軌と1435ミリ標準軌の複線を持ち、年間4000万トンの輸送能力を持つ。
うち19.5キロが本線で、残り区間には高さ7~34メートルの単線・複線橋梁、国境管理施設、技術施設などが建設される。発注はMongolian Railway SOE、施工はChina Railway Construction Corporation(CRCC)、監理はTavantolgoi Railway LLCが担当している。

B.Delgersaikhan大臣は、政府が同事業を特に重視しているとし、中国側は昨冬、砂や砂利、鉄筋、測量、地質調査などの準備作業を完了したと説明した。今年は工事を中断せず進め、全体の70~80%を完成させる計画である。2027年初めに残り工事を完了し、同年4月に試験輸送を開始する予定である。

建設区域は両国が閉鎖区域に指定し、外務省を通じ外交文書を交換した。閉鎖区域での作業に関する暫定規則も政府が承認し、施工会社に引き渡した。施工会社が提案した場所から建設用の砂や砂利を採取することも政府決定で承認された。重要な課題は労働力であり、中国人労働者1280人のビザ問題について、政府は2026年3月4日の会議で決定し、入国管理局支部が国境地域でビザを発給することとなった。これにより工事は支障なく進む見通しである。

総事業費は9020億MNTだが、為替変動や人件費、原材料価格上昇によりCRCCは510億MNTの増額を要請している。政府は作業部会を設置し検討している。橋梁の基礎は地下約40メートルまで杭を打ち込み、地上部分を含め高さ最大70メートルの構造となる。2025年は主に基礎杭の掘削工事を実施し、モンゴル側では2382本の杭のうち約60%が完了した。

鉄道完成後、モンゴルの石炭輸出能力は年間9000万トンから1億6000万トンに増加し、輸送コストは2~2.5倍削減、輸送収入は3億ドル増加する見込みである。

 
情報源:gogo.mn