同装置は、鉱石中の鉱物の構造や成分を高精度で分析できるもので、選鉱工程における粉砕条件の最適化、金属回収率の向上、生産効率改善などに寄与すると期待されている。
MGRIT学長の B.Battsengel 氏は、「Oyu Tolgoiとの強固な協力関係の成果として、鉱物分析ラボが開設された。世界有数の鉱山企業や研究機関で使用される先進的な分析システムだ」と述べた。また、同大学初期のインターン生・卒業生の一部がOyu Tolgoiでキャリアを始めたことにも触れた。
ドイツ大使の Helmut Kulitz 氏は、「この設備によりMGRITは新たな段階に進む。高精度鉱物分析用SEMはモンゴル国内で2台しかなく、その1台が同大学に設置された」と説明。さらに、来年度から博士課程教育を開始し、ドイツ、地域内大学、オーストラリアとの連携も拡大していると語った。
Oyu Tolgoi CEO の S.Munkhsukh 氏は、「これはOyu Tolgoi専用の施設ではない。他の鉱山会社も利用可能な共同研究基盤として整備された」と強調した。
これまで同種の分析は海外委託が必要で、結果取得まで4〜5か月を要していたが、新ラボ稼働により分析期間は約14日に短縮される見通し。輸送費や通関費の削減効果も期待される。
研究ラボ担当専門家の M.Baasansuren 氏によると、同施設はモンゴル国内の大学・研究機関レベルでは初の本格的ラボとなる。装置には680種類以上の一般的鉱物データが登録されており、2025年6月以降、教員3人と研究者1人が運用訓練を受けてきたという。
情報源:mining.mn




















