政府は、ウランバートル向けの国内初となる高度浄水施設を稼働させた。米国のMillennium Challenge Corporation(MCC)による3億5,000万ドルの無償資金協力と、モンゴル政府の約1億1,200万ドルの拠出により整備された。開所式では、大統領U.Khurelsukh氏と、MCC長官代行 Dan Pietri氏がバルブを開き、施設の運転開始を宣言した。
新施設は、ウランバートルの西南部に新設した地下深井戸30本から取水し、1日14万立方メートル、年間最大5,000万立方メートルの水を高度処理したうえで、首都の集中給水網へ供給する。年間処理能力は、ウランバートル市の年間浄水使用量に匹敵する規模となる。
Dan Pietri 氏は式典で、「ウランバートル市民に安定した水供給をもたらし、産業発展と都市競争力向上につながる重要な一歩だ」と述べ、両国協力が新たな段階に入ったとの認識を示した。
建設はトルコの MAPA İnşaat ve Ticaret とイスラエルの Baran Group が共同で請け負い、米国の Tetra Tech が施工監理を担当した。設計は米 AECOM とモンゴルのPrestige Engineeringが手掛けた。本事業は、第2次MCCコンパクト協定の一環として進められており、高度浄水施設に加え、再生水供給施設も整備された。
今年3月には、新中央下水処理場に隣接する再生水施設も稼働開始。同施設では、処理済み下水を1日5万立方メートル再利用し、火力発電所 Thermal Power Plant No.3 および No.4 に供給している。
これにより、年間1,800万立方メートル超の地下水使用削減が可能となり、これは集合住宅に住む10万世帯超の年間使用量の約半分に相当する。モンゴル政府は、再生水活用拡大によって水資源保全を一段と進める方針だ。
 
情報源:eagle.mn