TMK Energyは、米国の石油・ガス業界で25年以上の経験を持つSteve Skinner氏を最高執行責任者(COO)に任命した。同氏は、Umnugovi県で進めるGurvantes XXXV石炭層メタンガス(CSG)プロジェクトについて、試験段階から生産・商業化までを統括する。
Steve Skinner氏は、米国有数の石炭層メタンガス産地であるSan Juan盆地で豊富な実務経験を積み、非在来型ガス開発について探査・資源評価から商業生産まで数多くのプロジェクトを手掛けてきた。また、自ら資金を投じる戦略投資家でもある。
Gurvantes XXXVプロジェクトは、モンゴルのエネルギー自立、輸出拡大、温室効果ガス排出削減を支える戦略的事業と位置付けられている。総面積8,400平方キロメートルの鉱区のうち、現在までに約60平方キロメートルで探査を実施し、約1.2兆立方フィート(TCF)のガス資源を確認した。さらに、Umnugovi盆地全体では最大5.3兆立方フィート(TCF)の資源が存在する可能性があると推定されている。
同鉱区は中国国境から20キロメートル以内に位置しており、世界最大級のエネルギー消費市場である中国へ直接輸出できる地理的優位性を持つ。
2026年6月時点では、試験井7坑の平均日産量は2万6,200標準立方フィートとなり、このうち「LF-07」坑井では日量3万標準立方フィートを記録し、7月に入っても安定した生産を維持している。
同社はCEOのDougal Ferguson氏と新たな経営体制の下、2026年8月以降、①試験井3坑の追加掘削、②既存坑井の減圧・排水設備の高度化による長期生産能力の向上、③Dashvaanjil Groupと共同で進める出力1MWのガス火力発電実証プロジェクトの推進を進める計画である。
また、TMK Energyは最近6百万米ドルの増資を完了し、第1四半期末時点で6.3百万米ドルの現金を保有するとともに、有利子負債のない健全な財務体質を維持している。

情報源:モンゴル国内報道