モンゴル国とAsian Development Bank(ADB)との間の包括的な金融プログラムについて、国会経済常任委員会が支持した。これにより、モンゴルは2026年にADBから2億ドルの融資を受ける。

融資条件は、1億5,000万ドルがSOFR+0.5%、すなわち年利約4.5%、残る5,000万ドルが年利2%の固定金利による優遇融資となる。返済期間は15年間で、当初3年間は元本返済が免除される。

調達資金は、外貨準備の積み増しと国庫資金の補完に充てる。財務省によると、2026年には国内商業銀行による最大5億ドル規模の対外債務返済が予定されており、外貨準備への一定の影響を考慮したとしている。

金融プログラムにはこのほか、潜在的な災害発生時に利用できる最大2億5,000万ドルの融資枠を設定する計画も盛り込まれた。常任委員会の審議では、燃料不足やインフレの影響についても潜在的な災害リスクとして考慮すべきとの意見が示された。

2026年末のモンゴルの国内総生産(GDP)は102兆4,000億トゥグルグに達する見通し。ADBからの2億ドルの融資、国内で発行する1兆トゥグルグの証券、民間企業向けの10億ドルの債務保証などを考慮すると、政府債務は2026年末時点でGDP比44.5%となる見込みである。2026年上半期時点の政府債務は36兆2,000億トゥグルグで、GDP比35.5%となっている。
 


情報源:Bloomberg