山西省で発生した重大な炭鉱事故を受けた中国の原料炭供給不足が、2027年も続く可能性があるとBloomberg Intelligenceのアナリストが指摘した。
 中国政府による国内生産回復策で原料炭価格は下落しているものの、輸入需要は引き続き高水準で推移する見通しである。モンゴル、オーストラリア、ロシアからの供給増は、中国国内の生産減少を一定程度補うものの、供給不足を完全には解消できないとしている。
 8月の中国の原料炭輸入量は前月比4%減の1,310万トンとなった。ただし、前年同月比では29%増で、2025年12月に記録した過去最高水準にも近い。
 中国国家発展改革委員会は石炭供給を安定させるため、山西省の事故後に操業停止となった炭鉱の早期再開を指示した。この措置により、リスクの低い炭鉱については生産再開が認められている。
Bloomberg Intelligenceは最新の報告書で,「規制の変更により,山西省の原料炭供給は今年第4四半期に安定的に回復する。ただし、供給が通常時の水準に戻るのは2027年上半期までずれ込む可能性がある」と指摘した。
 
情報源:Bloomberg