インド国営鉄鋼大手Steel Authority of India(SAIL)は、モンゴル産原料炭のサンプルを初めて航空輸送でインドに持ち込み、鉄鋼生産への利用可能性を確認する試験を開始した。同社は豪州産原料炭への依存度を引き下げ、新たな供給源を模索している。
SAILは今年9月初旬、モンゴル産原料炭1トンのサンプルを航空輸送でインドに搬入した。現在同サンプルについて試験・分析を行い、鉄鋼生産に必要な要件を満たすかどうかを評価していると関係筋が明らかにした。
この情報は現時点で正式に公表されていないため、関係筋は匿名を条件に明らかにした。
インドの大手鉄鋼メーカーの一つであるSAILは昨年、モンゴル産原料炭を試験する計画を策定した。世界第2位の粗鋼生産国であるインドは、原料炭需要の約95%を輸入に依存しており、その少なくとも半分を豪州が供給している。原料炭は鉄鋼生産コスト全体の約40%を占めることから、信頼性が高く、多様化された供給源を確保することはインドの鉄鋼産業にとって重要となっている。
モンゴル産原料炭を試験する主な目的は、輸入供給源の多角化にある。一方、関係筋は、モンゴルからインドへ石炭を輸送する際の物流問題が、依然として大きな課題であると指摘している。
 
情報源:Mongolianmininngjournal